2023年11月27日に「事業者支援の促進及び金融の円滑化に関する意見交換会」が開催され、

・資金需要の高まる年末・年度末に向けて事業者への資金繰り支援の徹底

・実質無利子・無担保融資の返済が本格化する中、経営改善・事業再生支援に取り組む新しい段階へ移行すること

が確認され、添付のような要請がなされました。

・ゼロゼロ融資の返済負担を各種借換、劣後ローンへの切替等で緩和する他、決算や借入状況といったもので機械的・硬直的に判断せず、「親身に」対応すること

・（一定の条件の下）民間金融機関による計画策定支援も時限的に「早期経営改善計画策定支援事業」の対象とすること

が印象的な内容となっています。

いずれにしても、「物価高騰や人材不足の環境下において、会社をどうしていこうと考えているかを明文化し、計画に落としていくことで、取引金融機関の自社に対する理解をより容易に理解してもらうことが重要です。

最終的な出口まで設計・計画することは容易ではないですが、当面の資金繰りを維持しながら、どの段階で抜本的な方針を出すかをはっきりしておくこと、状況に応じた何パターンかを準備しておくことが適当だと思います。